仕事がら、行政の実地指導に立ち会うことが多いのですが、”人員配置のミス”や”加算のミス”で「自主返還」を指摘されるケースをよく目にします。

根本的に人員が不足している場合などは「しょうがないか・・・」と諦めもつきますが、スタッフの頭数自体は十分だったにも関わらず配置ミスで減算や過誤に陥ってしまっているケースが少なくありません。・・・生活支援員・職業指導員・目標工賃達成指導員・運転手・調理員など、スタッフの配置(「勤務予定・実績一覧表」の作成)の際には、毎月十分な注意が必要ですし、雇用契約書の職務内容や勤務時間などにも注意して下さい。

また、加算の基準(要件)はミスなく満たしていのだが、記録書類を付けていなかったがために返金するはめになった、というケースも有ります。・・・例えば「欠席時対応加算」を取る場合には、「電話等でのやりとりの記録」を必ず記載して残しておくことが肝要です。この記録を残していなかった、あるいは記録内容に不備があったがために、実地指導で「加算分を全て返金しなさい」と指摘される場合も多々あります。

とにかく、書類の記録と保存には十分注意して下さい。